2025/07/01

Timeshift のバックアップ時刻を調整した

バックアップアプリケーション Timeshift は自動でシステムをバックアップして、復旧も難なくできてしまう素晴らしいアプリケーションなのだけど、2 つ不満がある。

1 つ目は GUI で復旧操作について。多くのデバイスを /etc/fstab に登録していると、下記画像のように復旧先の選択でダイアログが伸びすぎて一番下の OK ボタンがクリックできない点。これは、コマンドラインから操作すれば何とかなるので、何とかなる。

2 つ目は、バックアップ間隔を毎月や毎週、毎日と設定できるが、実行時刻を設定できない点。これについて、解決方法が見つかったので、記していく。

参考にしたのは、「How to force Timeshift to schedule backups at a specific time of day – Two "Sort Of" Tech Guys」というサイト。このサイトによると、Timeshift はバックアップしたスナップショットディレクトリの "info.json" にバックアップ時刻を残しており、この最新バックアップから毎週、毎月、毎日の時刻を計算しているらしい。つまり、この最新バックアップ内の "info.json" の時間を調整すればいけるということだ。

手順は以下の通り。

  1. Timeshift を起動して、設定ボタンからバックアップの保存先を調べる。
    (私の場合は、/home のデバイスにしているので /home/timeshift)
  2. バックアップ先配下に snapshots というディレクトリがあるので、その中の最新の日付のディレクトリに入る。
  3. info.json ファイルがあるので、バックアップのため、コピーして別名で保存する。
  4. テキストエディタで、info.json を開く。
  5. ターミナルを開き、以下のコマンドを実行する。
          $ date -d "2025/07/01 12:00:00" +%s
          1751338800
          
    ここで日時は次のバックアップ日時の計算に使われるため、次回の 1 回前の日時を設定する。私は毎週設定で、次は 7/8 12:00 に設定したいので、その 1 週間前の 7/1 12:00 に設定した。
  6. info.json の "created" の数字をコマンド実行で得られた UNIX 時間に置き換えて、保存する。

これでまた一つ幸せになれた。

2025/06/30

アップデートが原因で起動できない LinuxMint 環境を復活させる

本日職場に行って、LinuxMint のインストールされた PC を起動させたところ、ディスプレイが一切表示されなくなるという事態に直面して対応した話。

具体的な症状としては、電源ボタンを押す→メーカーのロゴが表示される→ブートローダの選択画面が表示される→LinuxMint のロゴが表示される。→ディスプレイが No Signal になるといったものだ。

金曜日から、PC は操作していないので、金曜日に操作したアップデートが原因だろうと目星をつけるものの、起動できなきゃどうしようもないので、まずは復旧させてみた。

LinuxMint には Timeshift というシステムバックアップがある。これはユーザディレクトリ以外のシステム領域を定期的にバッグアップするアプリケーションで、私は週 1 回バックアップを 3 週分保持するように設定していた。とはいえ、現状ではそのままは起動できないため、LiveUSB (LiveCD でも可; インストールメディア) から起動する。起動したらターミナルを起動して、以下の手順で進める。

  1. OS がインストールされているデバイスをマウントする。
        $ mkdir $HOME/mnt
        $ sudo mount /dev/sdXn $HOME/mnt
        
    /dev/sdXn はそれぞれの環境に応じて変更する。
  2. Timeshift を動かすのに必要なディレクトリをマウントする。
        $ sudo mount --bind /dev $HOME/mnt/dev
        $ sudo mount --bind /dev/pts $HOME/mnt/dev/pts
        $ sudo mount --bind /proc $HOME/mnt/proc
        $ sudo mount --bind /sys $HOME/mnt/sys
        $ sudo mount --bind /run $HOME/mnt/run
        
  3. chroot で、ルートを LiveUSB のルートから、復旧させたいシステムのルートに変更する。
        $ sudo chroot $HOME/mnt
        
  4. Timeshift を復旧モードで実行する。
        $ sudo timeshift --restore
        
  5. "いつのスナップショットで復旧するか" を選択する。
  6. "ブートローダを更新するか" という問いには "y" で答える。
  7. ブートローダを更新するデバイスの選択に答える (特殊なインストールをしていなければ、/dev/sdXn になる)。
  8. 復旧作業が完了すると、通常の Timeshift は再起動を自動でしてくれるが、今回は chroot 環境なので、再起動できなかったエラーが出るが問題ないので、再起動する。

こんな感じで復旧させることに成功した。ちなみに、先週水曜日のスナップショットに戻したのだが、水曜日から本日までにアップデートが 12 件あった。これを一つずつ適用し (症状が出たら上記の復旧作業でやり直し)、最終的に libpciaccess が原因であることが分かった。PCI アクセスに関わるパッケージのようで、これがグラフィックカードの PCI 接続に悪影響を及ぼしていたようだ。

2024/06/01

Samba の再インストールではまったので対処した

最近は、Twitter からマストドンに移って、そっちの方で情報発信していたので、久々のブログだ。

今回は、Samba のアンインストール時は、"samba-common" と "samba-common-bin" もちゃんと消せって話。

2022/08/07

そろそろ活動期かな

基本、インドア派の無銘闇人です。

ここで、「基本」と書いたのは、私の Twitter を見ても分かるとおり、時々アウトドアなことをしているからです。キャンプに、自転車に、同人即売会などなど。

ただ、これらのイベントをした後、燃え尽き症候群のように、「なんで、あんな疲れることをしてしまったんだろ?」と自責の念にかられるのです。スケジュールもハードモードで組んでるし…。

とはいえ、ずっとインドアでいると、徐々に鬱々してきて情緒不安定になるという面倒体質。一時期は本気でやばかった。メンタルだけでなく健康面でも。

で、そのやばかった時期を経て気づいたのが、1) 休日は基本的に人に会わない (イベントでそれができなかったら次の週の週末は人に会わない)、2) 週末は定期的に外に出て自然を触れ合うということです。

1 は自分はどうにも人と会うのでストレスを感じる体質なようですw。2 はずっと家の中に居ても鬱々し始めることへの対策。本当に面倒ですw。

で、ここ最近は 1 は達成済みだけど、2 が達成できていない状態。ソロキャンプだと 1 も 2 も達成できるのですが、うまく時間調整できていなくてソロキャンプできていません。
そして、今週末はコミケがあるので、1 すら達成できなくなる。

とはいえ、コミケの後にお盆休み+α で休みがあるので、そのあたりにでもソロで何かしようと思う。

琵琶一計画もあるのだけど、それには休みは短いし、伊吹山登山にはまだ準備不足。赤穂だったり、和歌山でのソロキャンプはキャンプ場で人が多そう…。まぁ、可能なのは六甲山サイクリングリベンジかな。あの時は達成こそすれ、ハンガーノック寸前で、楽しむ余裕がなかったw。

なので、コミケ後は、サイクリングをしてみようかと思う。体力が残っていれば、だけど…。

2022/08/01

グラベルロードバイク (GIANT REVOLT2) のチューブレスレディタイヤ交換に挑戦 2

シュワルベのインフレーターが届いたので、2022/07/31 の続きの GIANT REVOLT2 の後輪のタイヤ交換をする。

と仰々しい前置きを書いたが、インフレーターがあると、あんなに苦労していたビード上げが笑ってしまうほど簡単にできてしまうw。

ただし、ツイートにもあるように、ちゃんとビードをホイールの溝にはめておくことが重要。タイヤを中央に両親指を当てて、その他の指でタイヤの両側面を持ち上げて引っかかっていれば OK。

あと、前回失敗した後、一度シーラントを抜いて保管していたのだけど、今回はビードをホイールにはめる際にシーラントを入れずにはめて、空気を入れました。これなら失敗してシーラントが床に飛び散らないで済みます。シーラントは後からバルブ口から入れればいいし。まぁ、シーラントがホイールとタイヤの潤滑剤としても働くので、タイヤがきつい場合にはシーラントを入れた方がスムーズかもしれません。

空気漏れがないことも確認したし、これで明日から通勤で自転車に乗れる!


後述: うまくタイヤ交換できたと思ったのですが、後輪のタイヤの転がる向きが逆でしたw。とはいえ、インフレーターがあると、それも大した苦にはならないのですが…。タイヤ側面の「Direction」の向きに十分に気をつけようw!